【iPad修理】ホームボタン陥没!押し感なくなった!どうする!?iPhone修理工房
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【iPad修理】ホームボタン陥没!押し感なくなった!どうする!?2022-05-25 [投稿店舗]:iPhone修理工房 川崎日航店
[タグ]:iPhone修理コラム,バッテリー交換,ホームボタン修理,修理日記 iPad, iPad mini4 修理, iPad バッテリー交換, iPad ホームボタン修理, iPad 修理, iPad修理 川崎
こんにちは!iPhone修理工房 川崎日航店でございます(^○^)
さて、5月も下旬に入りました。
GWも終わり、今月は祝日がない…なんと来月も祝日がないじゃないか!?と絶望しておられる方もいらっしゃるかもしれません。
梅雨でもないのに雨ばかりの4月5月、このまま梅雨入りしてしまいそうでなんだかモヤっとしますね。
梅雨時期は精密機械にとっても湿気でやられやすいシーズンなので、ご自身もスマホもカラッと明るくでお過ごしいただければと存じます。(お後がよろしいようで)
さて、今回はちょっと変わった修理をご紹介したいと思います。
今回分解するのはiPad mini4。
mini4でなくてもホームボタン搭載のiPadをお使いの方であれば、どなたかは共感していただけるかと思いますが、「ホームボタン陥没」問題です。
iPhoneもiPadも最新機種はどんどんホームボタンが廃止になり、FaceID搭載に変更。
あくまでリーク情報なので定かではありませんが、次回発売のiPhone14ではついに画面内TouchIDが搭載になるとかならないとか…
とはいえTouchID搭載のホームボタンがあるとないとでは使い勝手がかなり違います!
iPhoneSE2やiPhoneSE3、また、iPhone8などの旧機種が中古で今売れているというのは、そういう理由も大いにあるようです。
今回は、iPadのホームボタンが陥没して押せなくなってしまった時、何が起こっているのか?修理できるのか?番外編としてiPhoneのホームボタンとの構造の違いをお届けいたします!
なかなか紹介されているサイトも少ないので、楽しんでお読みいただければ嬉しいです♩
まず今回お預かりしたiPad mini4を分解しました!
iPad mini4は画面がアッセンブリー、つまりガラスと液晶が一体型になっている構造です。
分解する際のメリットとしては、画面の粘着が剥がれさえすれば中身に到達するという点、あと開けやすい。
デメリットとしては、万が一液晶不良が起きた時にはパーツ代が高額という点です。
今回はバッテリー交換がメインで、ホームボタンの陥没も治れば嬉しいという案件でしたので、まずはバッテリーをささっと交換してしまいましょう。
iPadのバッテリーは機種によって基板とつながる部分の構造が違います。
今回のiPad mini4はiPhoneと同じような「コネクタ」タイプです。例えばiPad Airなどの機種だと「ラッチ」という接点で合わせてねじ止めするタイプで、iPadの基盤を持ち上げて抜き差しする交換方法となります。
コネクタタイプだとやりやすいので良心的ですね。(優しい世界)
バッテリーの粘着を剥がさないといけないことに変わりはないので、背面から温め、アルコールをつけたヘラで慎重に取り外します。
間違っても金属ヘラでグイグイやって発火する、なんてことのないようにゆっくり慎重にはがします。
さて、続いてホームボタンです!
まずはホームボタンを取り外しました。
上の写真、上に映っているホームボタンが今回取り外したホームボタン。
下に写っているのは当店でパーツ取り用として保持しているデモ機から外したホームボタンです。
この2つのホームボタン、違いがわかりますか???
分かった方、おめでとうございます!
そうです、真ん中の黄色い部分の中央に「黒い点」があるか、ないかの違いです!
iPadのホームボタンの押し感は、この「黒い点」が司っています。
大きさは0.5mmくらい?で、一度外れてしまったら探し出すことは無謀な部品です…
今回お預かりしたiPad mini4のホームボタンはこの黒い点が外れてなくなってしまっていたので押し感がなくなってしまった、という訳だったんですね〜。
この黒い点はパーツとして仕入れることができないので、デモ機があれば移植できる可能性がある!という感じです。
今回はあったのでラッキーでした!
間違っても勢い余って吹っ飛ばさないようにデモ機のホームボタンから黒い点を採取し、mini4のホームボタンに移植…
無事中央に設置できました!
ばっちりです!画面に取り付けてみて押してみると、しっかりカチカチと押せます!
本体に画面をつけてホームボタンを押してみても、しっかり反応し何の問題もありません!
この時点でやりきった感しかありません。笑
お客様にもこの「黒い点」を移植して治った旨を説明させていただき大変お喜びいただけました。
どこの修理店でも対応できる訳ではない内容だと思うので、治って本当に良かったです!
では、最後にiPhoneのホームボタンはどんな構造をしているのかご紹介して終わろうと思います。
ホームボタンのブラケットを外すと…
こんな感じです。黒い点とか、そもそもないのがお分かりいただけると思います。
画面側についているコネクタの受け口にホームボタンのコネクタをつける、これだけです。
iPadのホームボタンの構造とまるで違う事が分かりますね。
今回ご紹介したiPadのホームボタン調整修理ですが、先述したように移植できるパーツがないと修理ができない、もしくはホームボタン自体の故障だと治らない可能性もございます。
少しレアケースな修理でしたが、こんな事ができるんだな、と捉えていただけましたら幸いです!
それでは今回はここまでとさせていただきます。最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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