【iPod Classic】HDDをSSD化してみた!iPhone修理工房
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【iPod Classic】HDDをSSD化してみた!2022-01-18 [投稿店舗]:iPhone修理工房 川崎日航店
[タグ]:iPhone修理コラム,スマホ復旧,その他サービス,修理日記 HDD故障, ipod, iPod Classic, Ipod classic修理, SSD化
こんにちは!iPhone修理工房 川崎日航店でございます(^∇^)
新年を迎え、より一層寒さに拍車がかかっていますね…毎日本当に寒くて苦行です。
今年はラニーニャ現象でいつもの年より明らかに寒いですよね。
より強い寒波がこれから来るということで、もう既に限界を迎えているのに、本当に勘弁してほしいです。

さて、2022年も当店をご愛顧いただけますようよろしくお願いいたします!
iPhone修理に買取、iPhone以外のスマートフォン修理も承っておりますので、お気軽にお問い合わせ、ご来店ください♩
今年に入ってから、iPadやiPodの修理件数が増えています。
価格競争の問題もあるかと思いますが、やっぱりAppleユーザーは多いなーと常日頃思います。
という事で今回は、iPod修理の分解工程をひとつピックアップいたします!
画面交換やバッテリー交換のようなメジャーな修理ではないので、「え?そんなことできるの?」と思われる方も多いと思いますので、楽しんでご覧いただけましたら幸いです!
今回ご紹介するのは…
「iPod ClassicのHDDをSSD化」です!
HDD、、、S、、SSD化、て、、、あーもう分かんない無理、ページバック…

ちょっと待ってください!離脱するのはもう少しお待ちください!笑
自作PCなどされている方は当たり前のように知識を蓄えていらっしゃいますが、一般の方は「SSD化」と言われてほとんどピンとこないと思います。
まずHDDとSSDの違いを簡単にご説明いたします。
■HDD(ハードディスクドライブ)…パソコンのサーバーやテレビ録画などで使用されている。
メリットとしては最大容量が大きく安価。デメリットは駆動する際の動作音がする、動作が遅い、重量が重い、衝撃に弱いなど。

■SSD(ソリッドステートドライブ)…半導体素子メモリを使った記憶媒体。
HDDのように駆動する部分がないため動作音がしない。データの読み書きが高速、衝撃に強くモノ自体が小さくて軽量。

まだちょっと難しいですよね…
例え話になりますが、昔のブラウン管テレビから4Kテレビになったような感じで、時代が進化して小さくスマートに軽量化、動作も軽く、最新版になったのがSSDになります。
- ・再生すると機械音のような異音がする…
- ・HDD故障でエラー表記になって使えなくなった
など、こんな故障の内容も、HDDを外してSSD化することにより、また使えるようになります。
パソコンのサーバー機のように、用途によってはHDDが向いている場合もあるので一概には言えませんが、iPod ClassicをSSD化するのは使い勝手が思いっきり向上するのでとても有効手段です!
ここからは分解工程を見ながら解説します!

iPod ClassicのHDDをSSD化 修理分解工程
iPod Classicは本体が強力なツメで合わさっているので、2枚のヘラを挿し込んで慎重に、かつ若干パワープレイで分解します。
この開ける作業がまず結構難易度高いですね。
下手にテコの原理で無理くり開けようとすると、ツメが曲がってくみ上げられなくなったり、液晶不良が出たりしちゃいます。
うまい事開けて、バッテリーとイヤホンジャックのリボンケーブルがついているのでそれぞれ外して2枚おろしにした状態がこちらです。

iPod ClassicのHDDは、向かって右の青いホワホワがついている大きなやつです(語彙力…)
昔ながらな感じが、逆にエモさを演出しております。
これがかなりの重量で、iPod Classicのほぼ全ての重量を秘めているんじゃないのかと思うほど重たいです。
こちらを取り外して、「マウンター」と呼ばれるパーツにSDカードをさしたものを装着し、SSD化します。
HDDは手前に起き上がります。
iPod Classicの基盤とHDDは「ラッチ」と呼ばれる仕組みの短いリボンケーブルで繋がれています。
SSD化マウンターにもこの「ラッチ」と同じはめ口がついており、元の状態と同じように接続します。

この黒いパーツがSSD化用のマウンターですね。
今回は128GBご希望のお客様だったので、64GBのSDカードを2枚挿して128GBにしました。

SSD化の良いところは、容量を選べるところ。
基本的には64GBのSDカードを1枚〜4枚挿すので、64GB・128GB・256GBなど、iPhoneの容量設定みたいな感じで好きな容量にカスタマイズできます!
あとはちゃんと立ち上がるかチェックして、iTunesに繋いで「復元」成功するかを見届けるのみです。
はい!無事に復元完了してホーム画面に行き着きましたね!これでiPod ClassicのSSD化の修理完了となります!

こう見るとシンプルな工程に思えますが、先述した通り、iPod Classicは分解する(開ける)作業が慣れていないとかなり難航します。
開けてからも、ラッチがうまく下りていない、ケーブルの向きが違う、など、たくさん罠に引っかかっているうちに基盤がやられる…なんてことも。
自損して使えなくなってしまったらもったいないので、お気軽にご相談ください!
iPod Classicの初代が発売になったのは2001年。
当時はHDDが主流で、音楽好きの方はiPhoneで音楽を聴くのではなく、CDからPCにデータを入れて、iPodClassicに好きな音楽を入れてカスタマイズして楽しんでいました。
今や音楽はサブスクでダウンロードすらせずにオンラインで聴くのが主流になっていますが、iPod Classicは大容量の音楽プレイヤー。
昔に買い集めたCDをiPod Classicに入れて、かさばるCDを断捨離するなんて方も非常に多いですよ♩
最新型iPod Classicにアップデートして快適に音楽を楽しみませんか?

ということで今回はここまでです!
最後までお付き合いいただきまして誠にありがとうございました!
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