【iPhoneトラブル解決】自分でできる応急処置と修理業者の選び方
現代社会において、私たちの生活に欠かせない存在となったiPhone。連絡手段としてはもちろん、情報収集、エンターテイメント、決済など、その多機能性から片時も手放せないという方も多いでしょう。しかし、精密機械であるiPhoneは、予期せぬトラブルに見舞われることもあります。
「画面が割れてしまった」「電源が入らない」「水没させてしまった」など、iPhoneのトラブルは様々です。そんな時、慌てずに適切な対処をすることが大切です。本コラムでは、自分でできる応急処置と、修理業者を選ぶ際の重要なポイントを解説します。
まずは落ち着いて!自分でできる応急処置
iPhoneにトラブルが発生した際、まずは冷静になり、以下の応急処置を試してみましょう。
1. 画面がフリーズした場合
- 強制再起動: iPhoneの機種によって操作方法が異なります。
- iPhone 8以降(SE第2世代、第3世代を含む): 音量を上げるボタンを押して素早く離し、音量を下げるボタンを押して素早く離し、サイドボタンを長押しします。Appleロゴが表示されたら離します。
- iPhone 7、iPhone 7 Plus: 音量を下げるボタンとスリープ/スリープ解除ボタン(電源ボタン)を同時に長押しします。Appleロゴが表示されたら離します。
- iPhone 6s以前、iPhone SE(第1世代): ホームボタンとスリープ/スリープ解除ボタン(電源ボタン)を同時に長押しします。Appleロゴが表示されたら離します。
- 充電: バッテリー切れの可能性も考えられます。しばらく充電してから電源を入れてみましょう。
2. 動作が遅い、アプリが頻繁に落ちる場合
- 不要なアプリを終了: バックグラウンドで起動しているアプリが多いと、動作が重くなることがあります。マルチタスク画面から不要なアプリを上にスワイプして終了させましょう。
- 再起動: 一時的なシステムエラーが原因である可能性があります。iPhoneを再起動してみましょう。
- ストレージの確認: ストレージ容量が逼迫していると、動作が不安定になることがあります。「設定」>「一般」>「iPhoneストレージ」で空き容量を確認し、不要なデータやアプリを削除しましょう。
- iOSのアップデート: ソフトウェアの不具合が原因である可能性もあります。「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」で最新のiOSにアップデートしましょう。
3. 水没させてしまった場合
- すぐに電源を切る: 電源が入ったまま放置すると、内部でショートする危険性があります。
- SIMカードを取り出す: 内部への浸水を最小限に抑えるため、SIMカードトレイを取り出しましょう。
- 水分を拭き取る: 乾いた布やティッシュでiPhoneの外側の水分を丁寧に拭き取ります。
- 乾燥させる: 風通しの良い場所に置き、自然乾燥させます。シリカゲルなどの乾燥剤があれば、一緒に密閉容器に入れるのも有効です。**絶対にドライヤーの熱風を当てたり、充電したりしないでください。**内部の部品を損傷させる可能性があります。
- 早めに修理業者に相談: 水没は内部の腐食を引き起こす可能性があり、時間が経つほど復旧が難しくなります。できるだけ早く専門の修理業者に相談しましょう。
4. 画面が割れてしまった場合
- 保護フィルムを貼る: 割れた部分が広がらないように、保護フィルムを慎重に貼りましょう。
- 破片に注意: ガラスの破片で怪我をしないように注意しましょう。
- 早めに修理業者に相談: 放置すると、割れが広がるだけでなく、内部への水や埃の侵入、タッチ操作不良などの二次的なトラブルにつながる可能性があります。
上記の応急処置を試しても改善しない場合や、自分で修理することが難しいと感じた場合は、専門の修理業者に依頼することを検討しましょう。
信頼できる修理業者の選び方
iPhoneの修理業者は数多く存在するため、どこに依頼すれば良いか迷うこともあるでしょう。後悔しない業者選びのために、以下のポイントを参考にしてください。
1. 実店舗の有無とアクセス: 実店舗がある業者は、直接相談でき、修理の過程や仕上がりを確認しやすいというメリットがあります。自宅や職場からアクセスしやすい場所にあるかどうかも重要です。
2. 修理実績と評判: ホームページやSNS、口コミサイトなどで、業者の修理実績や顧客の評判を確認しましょう。具体的な修理内容や期間、料金に関する情報も参考になります。
3. 修理料金と保証: 複数の業者から見積もりを取り、修理料金を比較検討しましょう。安すぎる場合は、使用する部品の品質や修理後の保証内容などを確認する必要があります。修理後の保証期間や保証内容(どのような場合に保証が適用されるか)も重要なポイントです。
4. 修理期間: 修理にかかる期間を確認しましょう。即日修理に対応している業者もあれば、数日かかる場合もあります。代替機の貸し出しサービスの有無も確認しておくと安心です。
5. 使用する部品: 純正部品を使用しているか、高品質な互換部品を使用しているかを確認しましょう。部品の品質は修理後のiPhoneの動作や耐久性に影響を与える可能性があります。
6. 個人情報保護への配慮: iPhoneには多くの個人情報が含まれています。修理業者が個人情報の取り扱いについて適切な対策を講じているかを確認しましょう。プライバシーポリシーの明示や、修理後のデータ消去サービスなどを確認すると良いでしょう。
7. 資格や認証: 総務省登録修理業者など、公的な資格や認証を取得している業者は、一定の技術力や安全性が保証されていると考えられます。
8. コミュニケーション: スタッフの対応が丁寧で、質問や疑問に親切に答えてくれる業者を選びましょう。修理内容や料金について、納得いくまで説明してくれるかどうかも重要です。
修理を依頼する際の注意点
修理業者にiPhoneを預ける際には、以下の点に注意しましょう。
- データのバックアップ: 修理中にデータが消えてしまう可能性も考慮し、事前に必ずデータのバックアップを取りましょう。
- iPhoneを探す機能をオフにする: 修理の際に「iPhoneを探す」機能がオンになっていると、修理ができない場合があります。事前にオフにしておきましょう。
- 契約内容の確認: 修理前に、修理内容、料金、保証期間などを書面で確認しましょう。
- 預かり証を受け取る: 修理のためにiPhoneを預ける際には、必ず預かり証を受け取り、保管しておきましょう。
- 修理後の動作確認: 修理が完了したら、すぐにiPhoneの動作を隅々まで確認しましょう。不具合があれば、その場で業者に伝え、対応してもらいましょう。
まとめ
iPhoneのトラブルは突然起こりうるものですが、慌てずに適切な応急処置を施すことで、被害を最小限に抑えることができます。自分で解決できない場合は、信頼できる修理業者を選ぶことが重要です。本コラムで紹介した応急処置の方法と業者選びのポイントを参考に、大切なiPhoneを長く快適に使い続けられるようにしましょう。