「丈夫で落としても割れにくいって聞いて、このsense9を選んだんです」
悲しそうに画面を見つめながら、受付のカウンターでぽつりとおっしゃったお客様。
お持ち込みいただいたAQUOS sense9は、サラリとした質感のアルミボディにはほとんど傷もなく、相変わらず美しい状態でした。けれど、電源ボタンを押しても、通知音は小さく鳴るのに画面は「漆黒のまま、何一つ映らない」という状態でした。
AQUOSのsenseシリーズといえば、厳しい耐久テストをクリアしたタフな作りが代名詞です。今回のsense9も、金属の塊から削り出されたような堅牢なフレームで守られています。
だからこそ、「少しくらい落としても平気」と安心してしまう気持ち、すごくよく分かります。
ですが、どれだけ外側の鎧(フレーム)が頑丈でも、内部のディスプレイ(Pro IGZO OLED)はとても繊細なガラスと発光層でできています。角からアスファルトへ着地したときの「ピンポイントな衝撃の波」までは、防ぎきれないことがあるのです。
「ボディは無傷なのに画面が映らない」の正体
表面のガラスが割れていないのに画面が真っ黒になったり、黒いシミのようなものが広がってしまう現象。
これは、衝撃が外側のガラスを通り抜けて、内側の高精細なパネル自体にダイレクトに届いて壊れてしまった状態です。
画面が見えないと「内部のデータまで消えてしまったんじゃないか」と血の気が引く思いになりますよね。でも、電話の着信音が鳴ったり、バイブレーションが振動しているなら、スマホの心臓部(基盤)はちゃんと生きています。
単純に「映像を映し出す目」の役割をしている画面パーツが、衝撃に耐えかねてお休みしてしまっているだけなんです。
精密に噛み合ったパーツを解き明かす、集中の一瞬
AQUOS sense9の画面交換は、その堅牢な作りのゆえに、少し独特な緊張感があります。
隙間のない密閉されたボディを専用の工具で少しずつ慎重に開き、内部の防水シールや複雑に噛み合ったブラケットを取り外していきます。sense9はコンパクトな本体の中にぎっしりとパーツが詰まっているため、基盤に繋がる細いケーブルを傷つけないよう、息を止めるような集中力で作業を進めます。
役目を終えた壊れた画面を取り外し、新しいディスプレイユニットを仮付けして、電源ボタンを長押しする瞬間。
……ポッと、画面の真ん中に鮮やかなAQUOSのロゴが浮かび上がります。
「元通りの綺麗な表示だ…!」滑らかな画面が蘇る瞬間
仮組みから本組みへ。内部のホコリを綺麗に払い、新しい防水テープをしっかりと施して本体を組み上げていきます。
新しくなった画面の上で指をすっと滑らせると、sense9特有の「Pro IGZO OLED」ならではの、吸い付くように滑らかな表示と透明感のある発色が見事に復活しました。
お渡しした際、画面を指で触りながら「あ、LINEの画面もそのまま残ってる…!画面も買ったときみたいにピカピカだ」と、ホッと胸を撫で下ろされたお客様の笑顔。その一瞬で、作業の緊張が心地よい達成感に変わります。
頼もしい相棒だからこそ、諦めずに直して使う
AQUOS sense9は、バッテリーの持ちも良く、長年安心して使える工夫が詰め込まれた本当に素晴らしいスマートフォンです。画面が映らなくなったからといって、そのまま手放してしまうのはあまりにも勿体ない存在です。
画面さえ新しく直してあげれば、また以前と変わらないタフで頼もしい相棒として、あなたの毎日を支えてくれます。
「うっかり落として画面が映らなくなった」 「画面に変な線や黒いシミが出て操作できない」
そんなトラブルでお困りのときは、どうぞ諦めずに一度当店へ見せに来てください。 大切なデータはそのままに、あなたのAQUOS sense9を元通りの美しい姿へと蘇らせるお手伝いをさせていただきます。