iPhone修理コラム
【第35回】画面が真っ暗!音だけ出てるときにやること
画面が真っ暗!音だけ出てるときにやること
突然のトラブルって、だいたい「今それ来る!?」ってタイミングで起きますよね。
お客様からもよくあるご相談のひとつが、
「iPhoneの画面が真っ黒なのに、音は出てる…」
通知音やアラームは鳴るのに、画面は真っ暗。電話をかけると反応してる。でもタッチもできないし、画面も光らない…
そんなとき、あわてて「買い替え…?」と頭をよぎる方もいると思いますが、ちょっと待ってください!
この記事では、iPhoneの「音は鳴るけど画面が真っ暗」な症状について、
よくある原因
ご自身で試せる対処法
お店での修理対応
などを、やまこ風に分かりやすくまとめていきます◎
まず落ち着いて状況確認
焦って操作を連打する前に、以下のチェックポイントを見てみましょう。
通知音やバイブが鳴っているか?→ 音が鳴る=内部の動作は生きている可能性が高いです。
Siriが反応するか?→ ホームボタンありの機種なら長押し、ホームボタンなしなら電源ボタン長押しで。
着信に反応するか?→ 別の電話からかけてみて、反応するようなら「表示だけ」が死んでる可能性大。
逆に、音も鳴らない・バイブもしない・完全無反応な場合は、バッテリーの完全放電や基板故障の可能性もあります。
よくある原因ベスト3
この症状でよくあるパターンをまとめてみました。
① 液晶の故障(バックライト不良含む)落下や圧力で液晶の回路が壊れると、画面が映らなくなります。タッチが効いていることもあり、音も鳴るので「真っ暗だけど動いてる」という謎の状態に。
② ソフトウェアのバグiOSの一時的な不具合で、表示だけが固まっているパターンもあります。強制再起動で治ることも多いです。
③ 画面と基板をつなぐケーブルが外れてる特に落としたあとや、修理歴がある端末に多いです。内部でコネクタがゆるんだり、接点が腐食していると表示できません。
自分でできる!3つの応急処置
まず試してほしいのがこちら:
① 強制再起動iPhone 8以降の機種の場合:
「音量を上げる」→「音量を下げる」→「電源ボタンを長押し(Appleロゴが出るまで)」
これで表示が復活することもあります。
② 懐中電灯を画面に当ててみるバックライトが故障しているだけの時は、画面に強いライトを当てると、うっすら映像が見えることがあります。映像が見える=液晶は生きてる可能性があるので、修理の方向性が見えてきます。
③ Lightningケーブルをつなぐ画面が真っ暗なままでも、充電音が鳴るかを確認。この反応も、iPhoneが内部的には生きてるかどうかの重要なヒントです。
やってはいけないNG行動
・画面を強く押す・無理やり分解する・水に浸ける(←なぜかやる人、いるんです…)
自己判断でバラしたり、安価な自己修理キットを使うと、かえって症状が悪化することも。特にFace ID機構のある機種は、部品損傷で機能が使えなくなることもあるので要注意です。
お店での対応内容
当店では、こういった「画面真っ暗系トラブル」の修理依頼を日常的に受けています。
よくあるパターンは、
画面交換で即日復旧
内部のコネクタ確認・再接続でOK
それでも映らない場合は、基板修理 or データ復旧コースへ
基本的には、まず点検→見積→ご相談の流れで進めていますので、「いきなり高額請求される」みたいなことはありません◎
修理費用の目安
※機種や状態によって異なりますが、
画面交換だけで済む場合:
iPhone 8 〜 iPhone 11:8,000円〜13,000円前後
iPhone 12 〜 iPhone 14:13,000円〜20,000円前後
もし、画面交換では直らないとなると、基板修理コース(データ復旧含む)へ移行するケースもあります。
まとめ:画面が真っ暗でも、あきらめないで!
音が鳴っているということは、iPhone自体は生きているサイン。
画面の交換だけで、スパッと元通りになることも多いので、「どうせダメだろうな…」とあきらめずに、ぜひご相談ください◎
そのiPhone、まだまだ使えるかもしれませんよ。
やまこのひとこと
画面が映らないだけで「もう終わりかも…」って思っちゃう気持ち、すごくわかります。
でも、ほんの小さな修理で見事に復活して、「また使える!」って喜んでもらえる瞬間、私たちもすごく嬉しいんです。
どんな些細な症状でも、お気軽にお声かけくださいね。
最後まで読んでくださってありがとうございました!やまこでしたー◎