こんにちわ、やまこです('ω')ノ
今回は、意外と多い「iPhoneに飲み物をこぼしてしまった」シリーズ。中でも「ジュース」と「コーヒー」では、水没の影響や故障内容にどんな違いがあるのかについてお話しします。
📱清涼飲料水とホットドリンク、故障の原因が違う?
iPhoneに水分が入ると「水没」と判断されますが、ジュースやコーヒーなどの液体は、水よりも厄介な存在です。
ジュースには糖分や酸性の成分が含まれており、乾いた後にベタつき・腐食が残ることが特徴です。一方でコーヒーは油分・色素・タンニンなどが含まれており、こちらも乾燥しても内部に焦げ付きのような汚れを残しやすく、どちらも精密機器にとってはかなりのダメージ要因になります。
💦それぞれのトラブルの傾向
🔹ジュース系の水没で起こりやすい症状
- 画面のタッチ不良(内部で糖分が固まり、接触不良を起こす)
- 充電ができない(コネクタ部がベタついて通電不良)
- スピーカーから音が出ない(糖分で膜が張ってしまう)
🔸コーヒー系の水没で起こりやすい症状
- 電源が入らない(タンニンが基板を変色させたり腐食させる)
- Face IDやカメラが使えない(レンズ部にコーヒーが入り込み曇る)
- バッテリーの膨張(異物混入によるショート・発熱)
🧽飲み物をこぼした直後にやるべきこと
まず、電源を切る!これが最優先です。
通電したままではショートしてしまう可能性が高く、復旧率が大幅に下がります。
その後は、充電器を抜く・外装の水分をふき取る・SIMカードを取り出すなどを素早く行いましょう。
ここで注意したいのが「ドライヤー」や「自然乾燥でなんとかしようとする」行動です。これらは内部の糖分や油分をさらに固着させてしまうため、逆効果になることがほとんどです。
🔧分解クリーニングで対応可能なケースも
「ジュースをこぼしてしまったけど、電源が入るから大丈夫だと思った」…そういった声はとても多いですが、後日タッチが効かなくなったり、起動しなくなったりする例も少なくありません。
スマホ修理工房では、iPhone修理の一環として水没クリーニングを行っており、ジュースやコーヒーなどの粘性のある液体にも対応しています。内部を分解し、基板やコネクタを丁寧に洗浄・乾燥・点検することで、状態によってはデータ復旧や継続使用が可能になることもあります。
📁データの取り出しだけでも対応OK
iPhone修理のご依頼でよくあるのが、「もう使えなくていいから、データだけ取り出したい」という声。これも水没から時間が経ちすぎていなければ、可能性があります。
当店では、iPhoneの状態によっては一時的な電源復旧や基板の修理を行うことで、データを救出できる場合があります。
🏃♀️自己判断はNG!とにかく早く持ち込みを
ジュースやコーヒーなどの液体が混入したiPhoneは、時間が経つほど復旧率が下がるという特徴があります。とくに糖分やタンニンは時間の経過とともに腐食や焦げつきを進行させるため、発症までに「タイムラグ」があるのも怖いところ。
「乾いたら大丈夫だと思った」「最初は普通に動いてたのに…」という状況から、突然使えなくなってしまうリスクが高いため、なるべく早くの持ち込みをおすすめしています。
🏥スマホ修理工房での対応
スマホ修理工房では、水没によるiPhone修理を数多く行っております。ジュース・コーヒー・お酒・スープなど、さまざまな液体によるトラブルにも対応しています。
状態によってはデータ復旧のみならず、端末の継続使用まで可能なケースもあります。お客様のご希望に応じて、「使えるようになればうれしい」「データだけ取り出したい」など、柔軟に対応させていただきます。
📝まとめ:液体によって症状も変わる!
iPhoneにこぼれた飲み物の種類によって、トラブルの内容や修理のアプローチは変わってきます。水よりも粘着性・腐食性が高いため、放置は絶対NGです。
どんな飲み物であっても、こぼしてしまった場合は「すぐに電源を切る」「できるだけ早く修理店へ」という行動が、iPhone修理における成功のカギを握ります!
この記事が、うっかり飲み物をこぼしてしまった方の参考になれば嬉しいです。
それではまた次回!やまこでしたー♪